扶養控除というのは、家族、親族を扶養しているときに、
受けられる控除のことです。
扶養控除をひとり増やせば最低でも38万円の所得控除になります。
税率10%の人で住民税を含めると、4万円程度、
税率20%の人では、8万円程度の節税になるのです。
学校を卒業しても、定職につかずにいる子供や
リストラや倒産などで失業中の親兄弟、
また年金暮らしの無所得状態の両親などがいて、
誰の扶養にも入っていないのなら、ぜひ扶養に入れましょう。
子供の場合、学生を卒業したら、扶養には入れられないと思っている人も多いですが、
扶養控除に年齢制限はありません。
また、一度独立して、一旦は不要から外れた子供でも、
仕事をやめてまた家に戻ってきたような場合は、
当然扶養控除に入れることができます。
離婚してで戻ってきた娘さんなども同じことです。
税制上の扶養の定義は、その人を不要していること、
その人と生計を一緒にしていることとなっています。
しかし、これは必ずしも一緒に暮らしている必要はないのです。
つまり、別居している親を自分の扶養に入れることも可能だということ。