意外と簡単、医療費控除

医療費の一年間の額が10万円を越えると医療費控除が使えて、

確定申告することで払った税金が返ってきます。

ただ、そのためには同居している家族全員の分の医療費の領収書を取っておくことが必要です。

1月から12月までの間、忘れずに取っておくために、

領収書を入れる袋や箱などを用意しておくとよいでしょう。

 

集めておくのは、病院や調剤薬局でもらった領収書だけでなく、

ドラッグストアなどで購入したレシートなども含まれます。

通院で使った交通費も対象になるので、タクシーを使ったら領収書を取っておき、

バスや電車を使ったときはいくらかかったかメモを残しておきます。

自家用車でのガソリン代や駐車場の料金などは含まれません。

 

また、介護のための紙おむつ代なども対象になりますが、

これは事前に医療機関から「必要なもの」という証明書を貰っておく必要があります。

 

これらを1年分まとめて、年明けにいくら医療費がかかったか合算します。

10万円を越えていたら、越えた分が控除の対象になります。

また、領収書のほかに源泉徴収票が必要なので取っておきましょう。

還付されてくるお金を振り込んでもらう銀行口座の番号やはんこも必要です。

 

申告書を作るためには国税庁のホームページに「確定申告コーナー」というものがありますので、

こちらを使って申告書を作成することもできます。

自宅のパソコンで作成、印刷したものを税務署などに持ち込むこともできますし、

e-taxというものを使えばオンラインでも可能です。

 

自分で作成、印刷することはパソコンを使用することにある程度なれている人であれば

それほど難しいことではありません。

この場合必ず「控え」も印刷できるようになっているので、

申告書と共に持参して、受領印を押してもらうと安心です。

 

また、自分で作るのが不安な人は税務署の相談コーナーを利用したり、

各自治体で行っている申告相談(2月から3月頃に市役所などで開設されることがある)を使って、

申告書の書き方を相談してみるとよいでしょう。

この場合も医療費の領収書は整理してまとめ、合算してから持って行きましょう。

 

このようにして申告書を提出し、控除がみとめられると、

大体1ヶ月から2ヶ月くらいの間に指定した銀行口座にお金が振り込まれてきます。

振込みの際には通知書が届きますので、きちんと振り込まれているか確認しましょう。

 

なお、医療費控除の申告と共に、寄付金の控除なども申告することができます。

NPOなどに寄付をした場合、指定されているものであれば、申告によって税金がいくらか返ってきます。

領収書をとっておいて、同時に申告しましょう。

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