この十年欠かさず申告しています

実家が自営業だったため、

また、学生時代の春休みには税務署でのアルバイトをしていたため、

確定申告は身近なものでした。

 

大学卒業後、就職せずにアルバイト生活、1年ほどで結婚しサラリーマンの妻となったので、

卒業後1年目だけ父に教わりながら確定申告をした後は

夫の扶養となり確定申告とは無縁の生活を10年ほど続けました。

 

そんな私が再び確定申告の必要に迫られたのは10年前です。

夫が慢性骨髄性白血病と診断され、驚くほどの医療費がかかるようになったのです。

また、私も家計を助けるため再びパート生活になりました。

 

月10万円を超える医療費は高額医療費として戻ってきますが、

それでも私の医療費と合わせれば年10万以上、医療費控除の対象になる額となります。

 

また、これは意外に見落としがちですが、

子どもの歯科矯正の費用も医療費控除の対象となります

(大人の美容目的の歯科矯正は対象となりません)

 

夫は、薬を飲み始めたころは副作用で休職したものの、

3ヶ月の療養の後はまあまあ普通に働けるようになったので、

その後もサラリーマンを続けています。

 

確定申告は、夫の分も私の分も、確定申告の経験のある私の担当です。

最初の2,3年はよくわからなくて、また、今のようにネット環境も整っていなかったため、

税務署に出向いて担当の方に聞きながら作成していました。

 

今ではすっかり慣れて、準備さえきちんとしておけば

国税庁のホームページを開いて30分ほどで書類の作成が終わり、

印刷をしてはんこを押して封筒に入れて郵送するだけです。

 

還付申告だけならば、2月15日以前でも受け付けてくれるので、

私は2月になったらすぐに作成して投函してしまいます。

 

準備は、まず1年分の領収書を、家族の、かかった人ごとに分類します。

今度はそれを、かかった病院、薬局ごとに分け、それぞれの総額を計算してメモしておきます。

あとは、夫の源泉徴収票と、振込先の通帳を用意します。

国税庁のホームページで、医療費控除を検索して、画面の指示の通りに入力していくだけで完了です。

10年前に比べれば、ずいぶん楽になりました。

 

持病のある上の子が高校生になり、自治体の補助がなくなって医療費がかかるようになり、

今年度の還付金は10万円近いです。

私の仕事も、パートだったのは最初の2年だけで、

その後はいくつかの職場を掛け持つ講師業となったため、

やはり確定申告(白色)をすると払いすぎた所得税が戻ってきます。

ちょっとしたボーナスのような感覚です。

 

しかし、うちのような例は特殊なようで、

周囲の方に聞く話では、苦労して申告しても数千円しか戻ってこない!

ということも多いようです。

 

ただ、以前よりはずっと簡単に申告出来るようになったのですから、

1年に1度のこと、ちょっと頑張ってみるのもいいのではないでしょうか。

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