多くのサラリーマンにとって、
年末調整時に提出する保険に関する書類の中で、
見落としがちといわれているものに、
地震保険控除があります。
地震保険控除とは、一定の資産を対象とする保険で
地震等の損害で被った被害に対して、
支払われる地震保険について、
所得から一定額を控除するというものになっています。
特に日本では阪神淡路大震災と東日本大震災を経験して、
地震保険に加入して、万が一の地震による被害に対して、
備えるケースが多くなってきていますが、
うっかり控除を忘れる方も多いのです。
さてこの地震保険控除ですが、
所得税の申告時に控除を合わせてお願いした時には、
最大5万円まで控除を受けることができるのです。
つまり所得税が10%と仮にした場合に、
所得から税金として5000円分、支払う税金が少なくなる、
つまり帰ってくるということになるのです。
なお旧長期損害保険料というものがあり、
これに契約している場合には、少し計算方法がちがってくるのですが、
基本的には年末調整の申告用紙に、計算方法が記載されていますので、
それを確認するのが一番良い方法です。
このように地震保険控除は、年末調整による税金の申告の仕組みの中で、
控除対象になっています。
よってこの制度をうまく利用するのであれば、
いつ起きるかわからない地震の備えをしながら、
実質その保険料は国によって値引きが入ると考えることができますので、
加入するかどうかを考えている方にとっても、加入すべき保険と言えるのです。