サラリーマンの妻ですが、乳がんの手術と抗がん剤治療を行い、
体調が落ち着いたこともあり、医療費控除の申請をすることにしました。
抗がん剤治療は半年と言われますが私の場合通院で1年かかり、費用は90万円を越えました。
主人の扶養に入っている為保険組合からはその費用の2/3くらいの還付を受け、
実質30万円程度でしたので医療費控除の申請などわざわざせずともいいかなと思っていたのですが
今後の事もあるし、いくらも戻らないと思いつつ、
今は1円でも戻ってくれるとありがたいねって夫婦で意見がまとまり申請に至りました。
・まず申請に時間が経っているけれど大丈夫なのか。
・必要な書類はどんなものか。
・いつ、どういうタイミングで税務署に行けばいいのか。
など判らないことだらけでしたが、今は便利ですね。
まずネットで国税局のホームページや、いくつかのサイトで、
自分が知りたいことだけを参考にしました。
・申請は5年間であるという事。
・治療自体の領収書と、薬の院外処方された領収書の原本。
・医療費明細書というものを国税局のホームページからダウンロードし
それに入力し印字したものを持っていく
・通院に使った交通機関の交通費も申請可能だという事。
しかし、バスと電車を使っていたので領収証はありません。
ですが、公共の交通機関を使った場合などについては、
オリジナルのエクセル等で表にまとめたもので良いという事でしたので
一覧表にしたものを用意しました。
該当年の主人の源泉徴収票等必要とされるものを準備し、
管轄の税務署へ最終確認のための電話問い合わせをしたところ、
確定申告申請期間中は大変混雑しますが、過ぎた申請ならば、
その期間を避けての前後は空いていて待ち時間も少なく申請できる
というお話いただき、申請に行ってきました。
税務署の受付で申請に着た旨を伝えると、
その受付カウンターでいきなり封筒に申請する医療費の金額や還付金額を記入させられました。
私はまず、自分が何の目的で来たのかを告げたうえで
担当窓口に案内されるものかと思っていましたので大変驚きました。
指示された封筒に記入している間に、
対応してくださっていた方が領収書の確認をされていた時、
「○○年分の申請ですよね」と確認されました。
すると一枚の領収書を見て戸惑われていました。
それは、年末の治療で病院も混雑し、治療が終了した時刻に会計窓口は締まってしまい、
清算は年明けにしてほしいと病院の都合で支払いが出来ず、治療は年内。
支払いは年始という領収書でした。
こちらの考えとしては、自分が払えなかったのではなく、
あくまでも病院の都合で払えなかったという事だけであって、
年内の支払いと考えました。
しかし、これは、年内の治療であっても、税務署の考えとしては、
あくまでも支払いが起きた日付ベースで申請するものなのだと説明されました。
何だか納得が出来ない私に対して、
窓口の方が何度も何度も内線電話で担当の方に確認をして下さいましたが、
「支払いがされた日付ベースは代えられない」と、この時の支払い分役5万円分は申請外に。
この分は翌年分の扱いとっってしまいました。
これには驚きでした。
まあ、その金額確定にちょっとごたつきまはしましたが、
金額確定した後はテーブルに案内され担当の方が私にみえるように
パソコンに私の申請金額などを入力し還付金額が確定しました。
領収書の原本は返却して欲しかったのでその旨を伝えると
一時的に担当者が持ち去りましたが、申請の金額と領収書の突合せ確認がされた後、
無事返却していただき無事手続きが終わりました。
何だかすごく慎重に書類を整理し、計算しましたが、
手続きは簡単に済んでしまい拍子抜けのような状態でした。
分からない事をするのってすごく大変だと思い込んでいるところがありましたが、
意外と簡単に出来て安心しました。
結局、還付されたのは6万円ちょっとでした。
それでも今の我が家にとっては、還付されて助かります。