医療費控除とセルフメディケーション税制

確定申告…それは2月ごろからちらほら耳にしだす単語ですが、

大抵のサラリーマンには無縁のように思えます。

 

それもそのはず、大抵のサラリーマンは年末に書く年末調整の書類で

会社が替わりに申告してくれてるので必要ありませんが、

給与所得が2000万を超えるサラリーマンからが確定申告の対象になります。

 

2000万を超えるサラリーマンはなかなか日本人にはいないのではないでしょうか。

しかし、そうでなくても確定申告が必要な場合があります。

 

サラリーマンが確定申告する場合で一番多いパターンは、

年の途中で退職し、会社で年末調整出来なかった場合、

次は住宅ローン減税か医療費控除を受ける場合だと思います。

 

この医療費控除は家族の医療費が年間10万を越えた場合ですが、

単純に病院にかかった医療費だけでなく、

病院に向かうための交通費も対象になることもあります。

 

ただ、年間医療費はなかなか10万を超えることも少ないかもしれません。

ただし、10万を超えていなくても、

最近、セルフメディケーション税制というものが、従来の医療費控除にプラスされました。

ただし、プラスされたと言っても、

医療費控除と、セルフメディケーション税制は同時に申告することはできませんが。

 

セルフメディケーション税制とは、処方薬ではなく、

普通のドラッグストアーなどで購入することが出来る、

普通の市販の風邪薬や皮膚薬など、対象品目は約1500品目に及んでいます。

 

そんな1500品目も覚えてられないわという方は安心してください。

対象品目には薬局がセルフメディケーション税制対象品目の目印をつけてくれています。

また、申告の際に必要になってくる購入時のレシートに米印や、星印などのマークがついています。

 

そして対象品目の年間の購入額が合計で12000円を超える場合に申告できます。

しかし医療費控除と同時に申告出来ないので、

医療費控除が出来れば医療費控除で申告した方がお得です。

そして医療費控除が対象外でも、

セルフメディケーション税制対象ないなら申告するとよいでしょう。

 

サラリーマンは源泉徴収で税金をとられています。

そして年末調整で会社が替わりに申告してくれていますが、

それは取りやすいところから税金を国が取りっぱぐれたいためです。

 

知らないまま、また、確定申告は色々、源泉徴収票や領収書など提出書類が多いため、

めんどくさがってしまいがちですが、

面倒くさがらずに、レシート、医療の領収書などはきっちり保管し、

取り返せる分があるか、年間でしっかり見極めて、

取り返せるものはしっかり取り返していきましょう。

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