市町村が運営する国民年金に積み立てた額は、
全額控除されます。
ところで、老後の貯蓄といえば、
自営業者だけしか加入できない国民年金基金というものがあります。
この基金は平成3年から新設された公的な年金制度です。
国民年金は国民誰もが受け取る基礎年金ですが、
それとは別に、個人で年金を積み立てていく仕組みです。
対象者は20~60歳の自営業者で、国民年金をきちんと納入している人に限られます。
この基金への掛金は、全額、社会保険料控除の対象となります。
国民年金基金を60歳までに積み立てた額は、
65歳から給付が受けられます。
普通の国民年金にプラスして、
個人年金から毎月3万円が受け取れるようになります。