サラリーマンの人が確定申告をするにはいくつかの制限があります。
例えば、医療費控除を申告する場合は医療費が10万円を超えていなければいけませんし、
住宅ローン控除を受けようとすると住宅ローンを組まなければいけません。
家を買うことなんてそんな簡単に決められるものではありませんので、
住宅ローン控除の申請もそうそう機会が来るものではありません。
しかしふるさと納税ならばいまもなおその魅力があることでしょう。
数年前からテレビでも特集が組まれることもあり、耳にした記憶もおありでしょうが、
なかなか内容がわからずに足を踏み出せない方もたくさんいらっしゃることと思います。
あの頃にふるさと納税のことがわからなくても通販サイトがたくさんあり、
その通販サイトで買い物をする人増えてきた今だからこそ、
普段通販で買い物をしている感覚でふるさと納税をすることも可能です。
あの頃のふるさと納税ではまず納税する地方自治体を決めるところからスタートしていたのですが、
今ではふるさと納税のためのサイトも充実してきており、
自分が欲しいものから検索し、それを扱っている地方自治体に
ふるさと納税することができるようになっています。
そのサイトに自分の住所やメールアドレスを登録しておけば、
返礼品の発送に手間取ることもないですし、
発送連絡やその後に届く書類で、
確定申告をするときに必要な寄付金控除証明書もすぐに郵送してくれます。
簡単に言えばふるさと納税とは
本来自分の住んでいる地方自治体に収めるべき税金をふるさと納税をすることで、
別の地方自治体に税金を前払いしていることになります。
ですので、そのまま何もしなければ毎月のお給料か引かれていくだけの住民税を前払いすることで、
その地方の特産品をいただくことができるため、お得感があるのです。
そのいただいた特産品をありがたく頂戴した後、
毎年2月から3月にかけて確定申告の時期がやってくるのですが、
昔は税務署に行き申告書をもらい自宅で書き、
再度税務署へ提出に行かなければならなかったのですが、
2004年からe-taxというシステムあり、そこから申請することもできます。
但し、電子申請を行うには電子証明を発行してもらわなければなりません。
電子証明発行が面倒でなければ、電子申請で確定申告を行うことも可能ですが、
それが面倒な場合は郵送で済ますことも可能です。
e-taxからの電子申請はハードルがあるため使わないにしても
サイトへ行けばそこで申告書を作成もしてくれます。
必要な書類は自分の会社からもらう源泉徴収票と先述した寄付金控除証明書だけです。
申告書を作成するときには源泉徴収票を入力すべき箇所を教えてくれるので、
画面を見て、次に源泉徴収票をみて、
画面で指示されている箇所の金額をPCに入力するだけで
自動的にすべての申告書を作ってくれます。
あとはそれにハンコを押して郵送するだけで確定申告が終わり、
前払いしている分次の年の住民税がいくらか抑えられ、
毎月手元に残るお金が増えるので、自分へのちょっとしたご褒美に使えるのです。