社会保険料控除とは、健康保険や公的年金などの
社会保険料を、所得から全額控除できるものです。
この控除を使うことが、節税への大きなポイントとなります。
所得控除の対象となる社会保険料は、
自分が加入している分だけでなく、
家族が別に社会保険に加入していれば、それも控除できるのです。
年金暮らしや無収入の両親を扶養家族としている場合、
両親にかかってくる社会保険料も控除の対象になります。
両親に限らず、扶養に入れている子供、兄弟などの社会保険料も控除できます。
フリーターやニートの子供がいたとしても、
彼らも原則として自分で国民年金に入らなければなりませんが、
このとき払った年金保険料も、親の所得から控除できるのです。
家族全体の社会保険料を、
家族の中でもっとも収入の多い人が全額払ったことにすれば、
家族全体の節税になるのです。
たとえば、フリーターで、自分の給料から国民健康保険を
払っている息子がいる場合、
息子自信が社会保険控除を受けても、あまり節税にはなりませんが、
国民健康保険料をサラリーマンの父親が払ったことにすれば、
父親の税金が安くなり、家族全体の節税になるのです。