今は、専業主婦ですが、以前は企業の総務課に勤務しており給与計算や年末調整を担当していました。
その立場からこれは知らないとすごく損をしているなと思うことをいくつか挙げてみたいと思います。
まず、誰でもすぐに思いつくのが、住宅ローン控除や医療費控除です。
住宅ローンの控除は、初年度は確定申告をしなければなりません。
翌年度からは、年末調整でできます。
これは金額が大きいのでぜひともやってください。
次に意外とやっていない人が多いのが、医療費控除です。
年間で10万円以上を支払った場合対象になります。
とにかく1月~12月の間、対象になる領収書やレシートを保存しておきましょう。
病院に通院したり、入院したときの領収書はもちろんのこと、
薬局やドラッグストアでお薬を購入した時のレシートも対象です。
どれが対象になるのか、ならないのかわからないときは、
お薬の場合「医薬品」と表示してあるものは、対象になります。
領収書でなくてもレシートで大丈夫ですので、捨てないように注意しましょう。
それから通院のための交通費、タクシー代の領収書なども大切に保管しておきましょう。
いつのものかわからなくなるといけないので、タクシーの領収書には、
いつのどこの通院分かメモしておくと便利かもしれません。
それから、家族でご高齢の方などが病院に入院している場合、おむつ代なども控除の対象になります。
確定申告のための証明書は、医療機関に請求すれば発行してもらえます。
一人暮らしなら入院でもしない限り難しいかもしれませんが、
そうでなければこれらの領収書類を合算すると10万円を超える場合も少なくありません。
家族が一人でも入院したりするとすぐに10万円は超えますから、
ダメもとで1月から領収書をためておくことをお勧めします。
それと最後に、私が知らなくて申告できなかったことが一度。
スーパーマーケットで万引きにあって、お財布を盗まれたことがあったのですが、
その時の損失、数万円も所得から控除されるということを数年たって知りました。
損害額の証明書は、警察で発行していただけるそうです。
万引きにあうなんてことは、そう滅多にあることではないかもれませんが、
万引きにあっただけでもショックだったのに、
数年後にその額が控除されるのに確定申告をしていなかったことに気づいたときは、
二重のショックでした。
申告の仕方がわからないという方もいらっしゃるようですが、
時期になれば国税庁の確定申告のページより簡単に書類作成ができ、その場で還付額の確認もできます。
税務署に申告に出向く必要もなく、書類の証明書類を郵送するだけです。
一度、試してみてはいかがですが、おやつ代、もしかしたらディナー代ぐらいは、戻ってくるかもしれません。