医療費控除で確定申告を行った経験は4回あります。
最初は父親が入院生活を
2ヶ月ほど送った後に死去した時でした。
その時は生命保険などには一切加入していなかったので、
医療費控除の金額は10万円よりはるかに多額な金額となりました。
2回目と3回目は、いずれも息子2人の歯の矯正のための医療費でした。
もちろん子どもの他の病気や私と妻の医療費を含めての金額でしたが、
歯の矯正に要した金額は結構高額となりました。
そんな経験をするなかでずっと気を付けているのが、
病院などでもらった領収書は必ず保存することと、
払った金額を書きとめておき累計額も把握しておくことが大切です。
領収書は再発行してくれないので必ず保管しています。
子どもの歯の矯正が終了してからは
医療費の1年間の自己負担金額が10万円を超えることはなくなりましたが、
念のために必ず医療費のチェックは欠かさず行っています。
そして、昨年10月に私が肺に出来物があって
経過観察をしていたところCT検査の結果、
癌である疑いが強まったとのことで摘出手術を受けることになり、
11月に11日間の入院生活を送ることになりました。
出来物の結果は軽い悪性の癌でしたが幸い転移はないとのことで安心しました。
入院は人生で初めてのことで、いろいろな衣類その他揃えるものも
たくさんあって医療費以外での出費もかさみました。
退院する日の支払う医療費は、事前の知らせもなかったのですが、
言われた金額が何とか持ち合わせたお金で支払えました。
そして今年3月に自己負担の医療費から
保険で補填された入院保険金を差し引いた金額で
医療費控除の確定申告を行い、還付金を受け取りました。
念のために領収書を保管し続けて良かったと考えています。