確定申告とは、
その年1月1日から12月31日までの間に
収入が一定金額以上あった場合、
申告期限までに確定申告書を税務署に提出し、
源泉徴収された税金や納税する予定額を差し引き、
過不足を清算する手続きです。
日本では、一定年齢を超えると、
年金というものが、国から支給されます。
年金は、働いているときに税金を納め、
退職後に、その後の生活費等に当てられるように支給されます。
平成23年度までは、確定申告を行う必要があったのですが、
平成23年度以降は、「公的年金の支給額が400万円以下で、
それ以外の雑所得が20万円以下の場合」は、
申告する必要はないとされました。
つまり、年金が400万円以下の人で、その他収入がないという人は、
申告する必要がないということですし、
逆に400万円以上もらっている場合や、400万円以下だが、
アパートの管理料等で20万円以上の雑所得がある場合は、
申告する必要があるということです。
ただ、「申告しなくても良い制度」の対象者でも、
所得税の還付を受けられると思う人は、申告する必要があります。
申告しないと、税務署の方でも
「誰にいくら還付すればよいか」を把握することができないため、
還付対象の人でも還付対象外になってしまうのです。
そのため、「もしかしたら還付されるかも」と思うのであれば、
確定申告しておくと良いです。
もし、確定申告のことでわからないことがあれば、
お近くの税務署に詳細を訪ねると良いです。